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Degas Exhibition ドガ展@横浜美術館

11/14
ドガ展のおみやげ
少し前になるのですが、横浜美術館のドガ展へ行きました。
ドガというと、踊り子の絵が有名ですが、改めて詳しく作品を見るのは初めてでした。予想以上におもしろかったです。

展示の最初が肖像画などの非常にリアルというか、伝統的な絵画手法にのっとった作品だったせいか、まず何となくこれまで抱いていたイメージと違うな、と思いました。ひとつの肖像画を描くためのデッサンに次ぐデッサンに、踊り子などのふわっとしたイメージは、すべてこうした飽くなきリアリティ追求の上に成り立っているのだと感心しました。

踊り子の一連の絵、その後の女性が湯浴みしている一連の絵を見まして、思いました。ドガは、現代で言えば、さしずめ

ノンフィクションの映像作家

であると。

ドガ自身、写真にはとても興味を持ち、写真を元にした絵も描いていますが、視点は写真家というより、映像作家に思えます。踊り子の絵の場合、真ん中は床で、描いている対象(人物)は横にいて、しかも途切れているとか、階段などの影にいて全体は見えない、というものが中心です。こういうのって、ちょうど記録用フィルムを回していて、たまたまそれを静止した画像、という感じに思えます。と言っても、それはたまたまではなくて、あくまでもドガの計算の上で描かれた、あえてフレームアウトした絵なのですが。

映像がなかった当時、あえてそういう絵的ではない場面を絵にすることで、名もない人々の何気ない一瞬を切り取っていたのでしょうね。どの絵も、今にも動き出しそう、ではなくて、今まさに動いているその瞬間をフリーズした、という風に見えます。湯浴みしている女性も、きれいに描かれているわけではなく、そんな場所から覗き見してるのか!というようなおもしろい構図なのが、印象的です。

印象的と言えば、たくさんあった彫刻です。ドガに彫刻というイメージはまったくありませんでしたが、そもそも、ドガの彫刻は作品ではなく、あくまでも絵を描くためのデッサン用素材でした。なので、作っては壊していたのだそうです。確かに、どの彫刻も、なめらかに仕上がってはいません。ですが、なめらかにしさえすれば、そのまま完成品となるほどのできばえでもあり、これも確かなデッサン力というか、2Dでしっかり3Dを表現できる人は、3D自体もお手のものなのね、と思ったのでした。

デッサンや彫刻も含めたドガの作品、創造物からは、多大なるエネルギーを感じました。1点1点がというより、この、大量に積み重なった創造物が、その物理的な量をはるかに超えるレベルのエネルギーを発しているような気がしました。

ということで、とても見ごたえのある、考えさせられることも多い展覧会でした。

その後は、美術館内にある、資料室(美術関連の書籍や近年の展覧会図録を集めた図書室みたいなところ)で気の向くままに画集や図録を見ました。ちょうど、行きたかったけれど行く機会を作れなかった上村松園展の図録があったので、よかったです。

美術館のカフェで、ドガ展にちなんだ飲み物が。
横浜美術館のカフェで

美術館の外の様子。
横浜美術館の外

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Yumi

Author:Yumi
刺繍などのハンドメイドやアンティークが大好きです。ナチュラルで少しエレガントな暮らしができたらいいな♪

I love creating with my hands such as stitching, knitting, crocheting, beading, scrapbooking and paper crafting. I also love prettey vintage items such as laces, ribbons, buttons and boxes. Thanks for stopping by!

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